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TAKoOME 言葉足らずBKK

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shigeoに付いて故郷のNZに帰って行ったチョッキ。

昔っから私は着物が好き。布が好き、コチョコチョ作るのが大好き!
母は洋裁好きが高じてプロになり、私は小さいときからミシン台の端っこから、いつもミシン針が動くのを
魔法か何かのように見入ってた。   
金糸銀糸、赤に緑の刺繍糸、きっと糸くずみたいやった糸団子から、
得意になってその金糸銀糸を引っぱり出して遊んでたことが、忘れられへん。

高校生のとき、母が始めた機織を「やらせて!」
母は私の目の前に、本をそっと押し出して、 「本を読んでやってみぃ、出来るから」
それ以外は何もいわない。
私はやってみた。時間、掛かったけど、出来た。れしかった。
大学では染織科、織物を専攻、
生涯、ただ一人の先生に卒業後、「織物に専念するのを断念しろ!」とどうも「女は織物と結婚」してしまうらしい。

その後、いろんな事情から織物から遠のき、子供を持つころには、また糸紡ぎを始めてた。京都のポンタさんから原毛を買い、コマや紡毛機で糸を紡ぐ。
送られてきたのは生きたまんまのフリース、羊がそのまんまやってくる感、何ともいえず、これがまた 幸せの一瞬やねんなぁ~、
奈良、月ヶ瀬村の奈良晒し保存会の講習にも通った。奈良晒しの生き字引のような村の古老達とも仲よぉなった。
「これは女の仕事や!」

日本から離れてから、着付けと和裁を始めた。18歳で始めた織物から、全工程が出来るようになるまでに、もう何十年掛かったやろか、

バンコクでは、旦那の仕事柄、着物を着る機会が多かった。(今は違うけど)
海外での和服は、日本で着るときとは、また違った感がある!
「OH! JAPANESE KIMONO!」である。 この反応が面白ぉて、いろんな人種の人によお、着物を着せてあげる。
彼女たち、着た着物はなかなか脱がへん。中には調子よぉ「着て帰ってもいい?」
そんなことして遊んでる。

2008年、久しぶりに羊の毛、引っ張り出して来て紡いで編みました。思いのほか時間がかかりました。只今、あちらでshigeoを暖めてくれているとか・・・
by tko_turezure | 2006-11-25 01:29 | 生活